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16.心の格闘から開放へ

真の美しさとは外見だけでなく内面からもにじみ出るものです。特に10代や20代前半の女装子さんたちからブログを通じてお話を伺うと、大抵の方が女装に対して抵抗を感じており、女装をする行為に疑問を持ちつつもやめることの出来ない自身の心と格闘をしています。この心の格闘は、若い方だけではありません。女装人口の多い30代〜40代前半の方にもいらっしゃいます。

心の格闘はどこから生まれるのでしょうか?私は、社会の偏った概念「男性が女性のように振舞うことはおかしな行為」がそうさせていると思います。会社や家族にばれたらどうしようという不安がそうさせるのでしょう。だからといって、ばれてもかまわないから堂々とやったほうが良いと私は考えていません。「ばれる」とは、ご自身の社会的な立場を危うくさせるだけでなく、他人に迷惑や心配を与えてしまうことにもつながりかねません。男性空間と女装空間とは違った世界ですから、遊び場は分けるべきです。

そのようなご自身の心を解放するためにはどうしたらよいのでしょうか?それは、女装をするご自身を受け入れることです。他人に迷惑をかけているわけではないのですから、女装をしても良いではありませんか?日ごろのストレスを発散させる趣味がたまたま女装だったと割り切ってもいいと思います。そういった考え方をされている女装子さんは大変上手に自分らしく女装を楽しんでいらっしゃいます。

心が解放されたとき、その喜びが外見に表れて真の美しさが目覚めることでしょう。